Marche - マルケ -
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file No.12005: リストランテ ジャルディーノ (サン・ロレンツォ・イン・カンポ) (Ristorante Giardino, San Lorenzo in Campo )
リストランテ・ジャルディーノは、ペーザロとアンコーナの中間マロッタから内陸へ25kmほど進んだ、サン・ロレンツォ・イン・カンポという、何の変哲もない静かな田園に佇むホテル兼リストランテ。
しかし、店内はマルケトップクラスのエレガントさで、バカンツァを利用して保養に来るリッチな中高年客で賑わう。ダイニングはプールに面し、反対側はその名の通り、だだっ広いジャルディーノ(野原)が延々と続く。
車以外に交通の手段は無いが、マルケをドライブ中なら寄り道の価値はある。
とても気さくなオーナーソムリエのマッシモは、マルケワイン界のリーダーとして、地域リストランテの活発なコミュニケーションを統括する。
イタリア・ソムリエ講師として来日経験もあり、日本人スタッフの研修申し込みにも積極的に対応している親日家。
file No.12006 ウルビーノ (Urbino)
北マルケ沿岸の町、ペーザロから内陸へ25kmほど行った小高い丘の上にある「中空の要塞都市・ウルビーノ」。
谷をはさんだこちら側の丘から眺めると、その威容は今にも動き出しそうだ。古城や美術館、中世の街並みを含め、一見の価値がある。
宮崎アニメに描かれる風景を見ると、モデルはイタリアに違いないと感じるが、ウルビーノなどはその典型だ。
波打つように連なる屋根瓦は本当に美しい。
この地域の特産品はポルチーニとタルトゥフォ。マルケは案外タルトゥフォの採取量が安定して多い。
海の幸が注目されがちなマルケだが、内陸には当然肉料理が充実している。
通りすがりに入ったリストランテ「ヴェッキオ・ウルビーノ」は、何の変哲もない地ワインと郷土料理の店。「ヴィンチスグラッシ」は主に南のマチェラータ県に見られる特徴的ラザーニャ。
その名の起源はナポレオン時代のオーストリア将校Windisch Gratzと関係あると言われているが、定かではない。鶏モツと豚肉、仔牛内臓を加え煮込んだ、手間のかかる贅沢な料理で、しばしばタルトゥフォも使われる。
file No.12007: ウルバニア (Urbania)
ウルビーノからほんの少し内陸へ入った小さな町、ウルバニア。
この町にはウルビーノのリストランテ「ヴェッキオ・ウルビーノ」で紹介された「タルトゥフォ・ハンター」に会う為にやって来た。
file No.12009: リストランテ ラ・カノニカ (カステルディメッツォ) (Ristorante La Canonica, Casteldimezzo )
リストランテ「ラ・カノニカ」はペーザロから12kmほど沿岸沿いに北上した丘の上、カステルディメッゾにある。
「スローフード協会の友人が美味しいって言ってたから行こう!」と親友のクリスティアーノが突然言い出し、始めはお互い行き先もよく分らないまま、高速道路を突っ走った。
その後、クネクネの山道を越えて到着すると夜景のきれいな高台が待っていた。外国人観光客が気軽に来れる場所ではなさそうだ。