2008年3月27日(木)


4月の会食 “りちぇった” はパスクァ(復活祭)の料理


お待たせしました。
4月の会食“りちぇった”のお知らせです。

この時期イタリアはパスクァ(復活祭)ですね。命の象徴でもある卵を模したチョッコラートがお菓子屋さんのウィンドウを飾り、子羊料理でお祝いします。遠くユダヤ教の時代、人が罪を犯した時、神に子羊を捧げ免罪を受けたことから、民衆を罪から救うため処刑されたキリストを想い、子羊を食べるようになったようです。

前回カルネヴァーレで鱈腹肉食しその後肉断ちの期間があるといいましたが、キリストが処刑された日ヴェネルディサント聖金曜日だけは、今でも肉を食べない日となり、キリストが復活する2日後の日曜日に子羊を食べる習慣になったようです。

一般に言う子羊とは既に草を食べ始め十分成長させたものなのですが、このパスクァの子羊とはミルクラム、すなわち生後間もない乳飲み子羊のことを指しています。肉食文化圏には食肉にも旬があり、春のミルクラムはご馳走中のご馳走。非常に柔らかい肉質で繊細な風味は、成長した肉では感じられないほどの美味。ヨーロッパの童話・物語に子羊が度々登場するのは、こんな宗教的背景があったからかもしれません。子羊には悪いのですが、パスクァは“子羊の受難”に私たちが感謝しなければいけない日、かも知れませんね。

メニューです。

◎前菜:“トルタ・パスクァリーナ(パスクァのトルタ)”
このトルタはボクの友人エンリカのお祖母ちゃんのリチェッタを再現するものです。トルタといってもドルチェではなくサタータ(塩味)のトルタで、前菜として召し上がっていただくパスクァのトルタです。カルチョーフィと青豆、リコッタチーズの詰めものに卵を落とし、パイ生地で包んでオーブンで焼き上げます。イタリア人にとっては懐かしの味ですね。

◎プリーモ:リコッタとアスパラのフェットゥッチーネ
リコッタチーズもパスクァメニューの必需品です。一年で最もおいしいミルクが搾れるからです。パスクァの料理とは春の旬を楽しむリチェッタなんですね。

◎セコンド:“パスクァのベビーラム(乳飲みよりやや成長したラム)、プゥリャの羊飼い風”
ミルクラムは非常に傷みが早いので今回はベビーラムを使います。それでも普段のラムに比べれば、ミルクラムに近い繊細で柔らかい肉質が楽しめます。

デザートは“パスティエリーナ、パスクァの歓び”
これもパスクァらしい焼き菓子で、小麦とリコッタを合わせた詰めもののトルタです。

開催日は4月5,12,19,26日の各土曜日。
ご都合のよい1日をご予約ください。
時間は12時から14時です。 会費はお一人様5千円。

お申込みはこちらまで fiorenza@carpediem1995.com
お電話でも結構です。(03-6425-7208)

(キャンセル料は戴いておりませんので、前日・当日のキャンセルは何卒ご容赦頂きたくお願い申し上げます。またキャンセルの場合は、お電話にてご連絡頂きたくお願い申し上げます)

最近土曜日のランチ予約が、ずいぶん早くから戴けるようになりました。“りちぇった”開催日は予約が入り過ぎないよう注意しているのですが、“りちぇった”のご予約よりも早く席が埋まってしまうことも十分考えられます。“りちぇった”にご参加を希望して頂ける皆様には、“なるべくお早目のご予約”をお願い申し上げる次第です。ランチ予約で満席となってしまった際には、悪しからずご了承頂きたくお願い申し上げます。


シェフ 橋本直樹