file No.16001: ナポリのピッツェリア ダ・ミケーレ(Pizzeria Da Michele, Napoli)

大統領も来店した事のある老舗ピッツェリーア「ダ・ミケーレ」。
メニューは「マルゲリータ」と「マリナーラ」の2種類のみ。マルゲリータは「つぶしたトマト、バジリコ、モッツァレッラ」、マリナーラは「つぶしたトマト、オレガノ、にんにく」のみ。マルゲリータのモッツァレッラも写真の通り。ダブルチーズなんて存在しない。

 

ピッツァはアラブからシチリアに原型が伝わり、その後ナポリで開花した庶民のスナック。日本のお好み焼きと全く良く似た背景と特徴を持つ食べ物だ。アラブから来たピッツァに対し、朝鮮からきたお好み。本場はナポリに対し、本場は大阪で、共に他の地域を大きくリードする庶民のスナックである。

本物は案外シンプル(質素)で、それが美味さの真髄。料理店で食べるものではなく、安い専門店で食べるもの。ピッツァ職人はピッツァ専門職で料理人とは違う職業。料理人もピッツァは作らない(お好み焼きも同じ、和食の板さんは作らない)、など等共通項はたくさんある。

日本ではピッツァは、食べ方や値段からして完全に誤解されている。

最も初歩的な事から言えば、まずピッツァは安い。そして1人1枚注文し、「お取り分け」してはいけない。予めカットはされておらず、ナイフとフォークで自分で切りながら食べる。気軽なスナックなので手づかみも許されるが、ナイフ・フォークで食べるのが育ちのいい人 (これらは全て店や周囲の客に対する最低限のマナー)。

さらにこれは自由だが、普通上等なワインとピッツァを合わせる事はない。飲み物のスタンダードは、コーラ、アランチャータ(オレンジソーダ)、ビール、以上だ。