file No.16002: オステリア ラ・キタッラ(Osteria La Chitarra, Napoli )

このメニューを見れば分るが、これぞ典型的イタリアの食堂メニューだ。

 

前菜は1品、盛り合わせがあるのみ。
プリモはたったの4品でそのうち2つはスープ。パスタはナポリ郷土のパッケリが2種類。
ナポリなのにスパゲッティはない。なぜかと聞くと、スローフード協会推薦のこの店の主人は、「オレ達の郷土料理ではないからさ」と一言。

セコンドはチーズを入れた8品。
日本人はチーズを前菜として欲しがるが、イタリアではフレッシュタイプ(時に前菜にもなるが)を含めチーズはセコンド扱いだ。メインを軽くしたい時などはチーズや生ハムなどをセコンドにする。メインディッシュという概念のない日本料理の発想に慣れきった人には、イタリアの食文化には馴染めないのかも知れない。

前菜とプリモを合わせた5品より、3品多いセコンド8品の意味は、それがメイン=主役の料理だからだ。
日本では稀に「今日はパスタをメインにして~」などという人がいるが、日本で蕎麦やうどんのみを大量に食べないように、イタリアではパスタはメインにする程大量に食べるものではない。