file No.10003:  アグリトゥーリズモ・マイオンキ(Agriturismo Maionchi)

イタリアには収益の低い農家を救済する為の政策として、農業以外に観光を目的とした宿泊施設を運営し収益の一助にする為の民宿「アグリトゥーリズモ」がある。
顧客はアグリトゥーリズモを通して田舎体験し、家庭的な雰囲気の中、農家の人々や他の顧客と共に同じ食卓を囲み、素朴な田舎料理を味わい共に語り合うことで、都市や観光地のホテルとは違った「味のある」滞在を楽しむ事ができる。
イタリア人は特に中南部の人ほど、初対面の他人に話しかけることに何の躊躇もない。はずかしがり屋の日本人からすると、とてもとても初対面の会話とは思えないほど、話しはあっという間に盛り上がってゆくが、多くの場合アグリトゥーリズモの食事は、一同に大テーブルを囲んで同じ料理を食べるので、回りに座っている人たちと自然に連帯感が生まれやすいのかも知れない。

【①アグリトゥーリズモ・マイオンキの外観】
北トスカーナ、ルッカ郊外の丘陵にあるアグリトゥーリズモ・マイオンキ。
立派な建物は17世紀のものでいわゆる豪農だった。

【②マイオンキの前菜】
プロシュット(腿の生ハム)、パンチェッタ(バラの生ハム)、豚の頭の皮と血のソプレッサータ、猪のサラミ、コッパ(肩肉の生ハム)、中央はサルーミ(生ハム類の総称)のポルペッタ(ミートボール)、もちろん生で食べる。全て地元で作られている。

【③収穫直後のサンジョヴェーゼ】
ワイン生産者でもありなかなかうまいIGT/ Toscanaを作っている。
写真は収穫されたばかりのサンジョヴェーゼ(イタリアを代表するワイン用葡萄品種)。小粒で甘酸っぱく美味い。