file No.09003:  ピアチェンツァ郊外の「村の老舗食堂」(Antica Trattoria del Borghetto)

ピアチェンツァ郊外の片田舎にある、その名もアンティカ・トラットリア・デル・ボルゲット(村の老舗食堂)。
クリスティァーノと連れ立ってやって来た。

この店の主人は消え去りつつある地域の伝統を、頑なに守る正しい生産活動者の一人。
新イタリア料理などには見向きもせず、自分達の仕事を信じ誇りを持って取り組んでいる。迷いなどは微塵も無い。素晴らしい!!

【①ピアチェンツァのD.O.P.指定サルーミ】
ピアチェンツァのD.O.P.(原産地保護呼称)指定サルーミ(サラミ、生ハム類の総称)3種。
手前からプロシュット、サラーミ、そしてピアチェンツァ近郊ジィベッロ村の誉れ高き一品”クラテッロ・ディ・ジィベッロ”。
巨大な効率経済という嵐の前に、生産性の低いこれら小さな伝統的食品が、一時は絶滅しかけたこともある。
一部の心ある生産者により、ようやく復活し始めた。

【②この地方伝統の生パスタ3種】
ピサレイ(左)は余ったパンと牛乳、小麦粉で生地を作り、指先で爪弾くように形作る珍しいパスタ。
写真右と上はこの地方一帯に受け継がれる独特の形状をしたトルテッリ。
通常トルテッりといえば指輪の形だが、交互に織り込みながら写真の様に形作る。
上は南瓜のピューレだが、クレモナやマントヴァのようにモスタルダは入らない。

【③ロバの煮込み】
ロバの煮込み。ロバもこの地方の伝統的食材だ。
現在では頻繁に食べられることは無いようだが、脂肪分が低くヘルシーな素材だ。

【④仔牛の3種料理】
この店のスペチャリータ、仔牛の3種料理。
左から骨付きスネ肉のボリット、バラ肉のロースト、詰め物入りロール。
肉好きにはたまらないうまさだ。