file No.06003:  オステリア カ・デルトン(Osteria Ca’ Derton, Asolo)

トレヴィ-ゾ郊外の丘の街、アゾロにあるオステリア。オステリアとはいっても店内の内装と料理は立派なリストランテ。最近日本人はようやくイタリアの飲食店に雰囲気や価格、サービス内容に応じて呼び名が変わることを知ったようだが、ここがまた優等生の悪い癖で、それを鵜呑みにしてリストランテなら高級、大衆ならトラットリアと完全に決め付けているように思う。イタリアに於ける料理店の呼び名は店主が自由に決められるもので、法的な根拠何ら無い。オステリアやエノテカを名乗る高級店もあれば、リストランテを名乗るチェーン店(ファミレスみたいな)もある。

アゾロのカ・デルトンは郷土料理にちょっと手を加えて洗練させたリストランテだが、サービスは素人っぽい。

郷土のパスタはトルキオという搾り出し器で作る「ビーゴリ」 写真は鴨のラグー。

メインは「山羊のグリル」に「白アスパラのバッサーノ風卵ソース」。白アスパラはバッサーノの名物でこの界隈ではどこへ行っても食べられる。野菜だがメインディッシュとして扱われ、口一杯に頬張れば、春の香りに全身が奮い立つ美味しさ。

デザートはヴェネトのクリスマスケーキ「パンドーロ」。ミラーノスタイルの「パネットーネ」が有名だ が、パンドーロの方が美味しいという人も多い。
どっちにしても素朴な美味しさ。