file No.03011: サルサメンテリーア・ヴェルディアーナ (Salsamenteria Verdiana Via San Pietro all’Orto,9 (Milano))

店は素っ気ない内外装で人目を引かないが、 よく見ると市場にある簡易食堂の風情を感じ、 経験と感で「これはイケてるかも!」と思い突入。
ミラーノのドゥオーモから程近いこの変わった 名前の店は、ピアチェンツァ郊外でサルーミ(加工肉全般の総称)は勿論のこと、音楽家ジュゼッペ・ヴェルディの出身地としても有名な町、ブッセートの言葉でサルメリーアSalmeria=加工肉店を意味し、今ではすっかり使われなくなった名称だそうだ。
店主はブッセート出身で音楽好き。
だから同郷の大作曲家ヴェルディの名を冠し その作品をBGMに、郷土誇りのサルーミを供する店をミラーノチェントロに出店したとのこと。
まだオープンして間もなく、この時点では何れのガイドブックにも掲載されていない。
厳選のサルーミは目が覚めるほどの美味さ!熟成の香り高く味わい深い。
店主はなんとブッセートの自宅から通勤し自らサルーミを運んでいる。日本人もびっくりの結構な遠距離通勤だ。
自家製の生パスタやセコンドとしてスパッラ・コッタやマリオーラ、プレーテなどなどもあり、オレ大絶賛!
まさかミラーノチェントロにこんな気の利いた食堂があるとは!
ワインはどうって事ないものが数種類のみだが、このて店にグランディ・ヴィーニは必要ない。そしてブッセート伝統のスコデッラというドンブリで飲む。
若いスタッフは陽気で気さく。
テキパキとよく働きよく笑う。

店主にレストラン経営者である事を伝えると、「東京出店のパートナーになる気はないか」と持ちかけられた。
このサルーミが安価に入手できるのなら悪い話じゃない。ちょうど3号店を出そうと思っているところだしね。翌々日ビジネスの話をしようと誘われ再来店。
やっぱり美味かった。
肉好きには超オススメの店。