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diary_03

Abruzzo - アブルッツオ -

イタリア中部、アドリア海から2,500m超のグラン・サッソ・ディタリア山脈に沿って雄大に広がる大地が印象的なアブルッツォ州は、昔ながらののどかな風景が似合う、山海の幸にも恵まれた素朴な田舎です。州全体に古代遺跡や中世の建造物があるものの観光客は過剰でなく、素(す)のイタリアを楽しむには最適かもしれません。

マイエッラ国立自然公園内にある近代的な乾燥パスタ生産工場は、清らかな天然水を利用した有名なDe Cecco(デ・チェッコ/ディチェコは誤り)や、高級パスタメーカー、デル・ヴェルデの本拠地が並び、30km離れた山の向こうの隣村まで、ガソリンスタンドが一軒もないような寒村の雇用・経済を支えています。

紀元前から羊飼の歴史があり、現在人口の3分の1にあたる45万頭が飼育されています。当然州全体に仔羊の料理が有名で、外国のイタリア料理店で「アブルッツォ風~」とくれば多くは仔羊の料理を意味するほどです。

パスタはギターという意味の「キタッラ」、より細いものは「キタッリーナ」と呼ばれ、1~2mm厚ほどのシート状に伸ばしたパスタを、ギターの弦のように糸を張った道具「キタッラ」でカットしますが、現在その道具は民芸品的で実用されません。パスタの切断面は正方形で、形は日本そばにも似ています。厳格な決まりではありませんが、本来キタッラは卵を練りこんだ腰のある生地に仔羊など肉の煮込みソースをからめ、キタッリーナは卵の入らない生地に魚介やトマトのソースを合わせます。

沿岸部の料理は北から地続きのマルケ州に良く似ており、魚介のサラダやシチューの「ブローデット」があります。
何れの料理も時折辛く、トマトのソースをベースにした料理も多く見られます。

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